掛け軸を表装する時に本金と上金があるんです

掛け軸を表装する時に本金と上金があるんですがどのように違うか知りませんよね
掛け軸を表装することはめったにないので知らない方が多いともいますが、本願寺系の宗派では本山で院号を受けると、それを表装します。




その時に本金と上金とあるんですが見た目はあまり変わらなく料金が倍くらい違うので悩む方が見えますので説明しますね。

本金は本金箔を和紙に貼り、細く糸状に裁断したものを濃紺に染めた正絹の糸で織り込んだ西陣織で本金なので変色しません。



上金は銀色の箔を黄色で着色した糸を濃紺の化学繊維の糸で織り込んだ織物で、着色金色なので変色しねずみ色になります。



つまり上金といっても金色に見える織物なんです。
でも、数年で変色することはありませんし紫外線に当たらない場所では変色が遅いので軸をしまっておく場合や仏壇の中にお飾りするなどの場合はあまり気にしないでよいでしょう。

ですので、使い方と予算に応じて表装されることをおすすめします。


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